上野村フォーラム 2021年度

2021年11/13(土)・14(日)

晩秋の上野村散策と
「内山節の山里の哲学塾」

《第1日目》

欧州、韓国でコロナ患者数が再び増えているにもかかわらず、日本は患者数が低く抑えられているために1年半ぶりに森林フォーラムの行事が再開でき、上野村フォーラムは2年ぶりである。

参加者は14名。天気快晴。秋を満喫するには絶好の日和である。あとから参加の二人を除く12名が西武秩父駅に集合して車3台に分乗して10:30に木古里に向けて出発。
群馬県に抜ける志賀坂峠が工事中のため小鹿野から土坂峠に迂回し、万場経由で11:30に木古里についた。

木古里で高橋隆さんと合流して車4台で道の駅「上野村」に行き、各自昼食。13:00に出発して天狗岩駐車場へ。

13:30に天狗岩まで登る5名が相田リーダーのもと出発。

残りの者は周辺を散策した。

紅葉まっただ中で天狗岩からの眺望は浅間山の噴煙が見えるほど素晴らしかったという。

15:30に下山して、天狗岩駐車場から林道を上り、稜線のスーパー林道をたどりながら住居附に下り、17:00頃宿泊先のヴィラせせらぎに着いた。

夕飯は上野村の食材だけを使ったおいしいコース料理で高橋隆さんの南京玉すだれと小道芸の余興もあって小さく盛り上がった(コロナ下で騒ぐことは御法度)。

食後、来年度計画などについてミーティング。活発な議論が行われた。

秋深まる天狗岩コースを歩く

天狗岩往復に参加する方は「この指止まれ」をしたら、5人が集まりました。

登り初めはスギの森。日差しの遮られる登り道をゆっくりと進む。紅葉を見せる広葉樹は、道に沿って流れ落ちる渓流沿いに点々と続き、正に「マツ(ここではスギ)を彩るカエデやツタ」の歌の文句そのものです。

標高が高くなるにつれ広葉樹が増してきて、明るい日差しも差し始め、落ち葉を踏みしめるカサカサの音が心地よい。

何回かの小休を取って、避難小屋に到着。ここから二道に分かれます。二人はここまで。三人で天狗岩を目指すことになりました。

比較的傾斜が緩やかと思われる左コースを進もうとしたとき、下山してきたベテランらしきハイカーが、「このルートは、崩れたりしてルートが分からなくなって危険なので、右ルートを上りなさい」と助言してくれました。 迷わず右ルートのニリンソウ群生地を経由するルートとしました。

しかし内心は、体力に不安がある私にとっては嫌な予感です。最後の急登が半端でないことは何回か下りに使って思い知っているコースだからです。広葉樹が葉を落として裸木になっているものが多くなってきました。春には一面のニリンソウに合える辺りは、深い落葉をけりながら登る感じです。ジグザグを何回繰り返したでしょうか。ついにニリンソウのコルにたどり着きました。

天狗岩は目の前ですが、これからは階段状だが落ち葉が積もって滑りやすくなっている。しかも急傾斜です。一歩一歩ゆっくりと上る。

やったー!山頂を通り過ぎて天狗岩展望台へと進みました。

真北あたりの彼方の山は、一筋の噴煙を上げているのがハッキリわかります。浅間山です。

続いて榛名山、赤城の山もくっきり望める。周辺の紅葉と180度の秋景色を堪能。

登り始めて1時間30分。下りは避難小屋で待機部隊と合流し、無事下山できました。

予定時間を15分程超過。2時間30分の山旅は終わりました。 皆さんとの合流で一安心しました。

《第2日目》

改装された内山邸で山里の哲学塾を行った。参加者からのリクエストに答える形で「上野村のエネルギー自給状況」や「コロナ下を通して世の中がどのように変わったか」などお話しいただいた。

講演後、近くの鱒池さんに行き、鱒重の昼食をいただいた。そこからスカイビレッジにいったが、まほーばの森への道は通行止めで不二洞側からの道を上った。

左下スカイビレッジと紅葉
スカイビレッジ

しばし、展望を楽しんだ後、木古里へ.

木古里前

15:00、再び、3台に分乗して西武秩父に向かったが、相田さんの提案で小鹿野から贄川塾のかかしの里に寄ることにした。

かかしの里かかしの里2

かかしの里は、四国の視察研修で見たかかしの里をまねて作られたそうで、なかなかリアリティがあり、微笑ましいとも言えるし、薄気味悪い気もした。ここで解散(16:00)。西武秩父から電車に乗る人は西武秩父まで送った。

2日間とも好天に恵まれ、負傷者もなく、秋を満喫できたフォーラムだった。(山本 記)

参加者】14名
宿泊所】 上野村国民宿舎「ヴィラせせらぎ」

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